小麦を確認すると穂先などが赤くなっていた。画像を見て城島茂は赤カビ病だと判断。赤カビ病は一度かかるとどんな農薬さえも効かない不治の病。実の成長が止まってしまうだけでなく食べると食中毒を起こす可能性もある。原因は土に生息する赤カビ菌。成長の途中でキジに倒され感染したと思われる。まだ数か所のみだったので、納豆菌を使った農薬をつくって撒いた。納豆菌は暑さ寒さに左右されずカビを制御する働きがある。さまざまな作物の病気予防にも使われている。病気にかかってしまった小麦は感染が広がらないように1つ残らず取り除いた。種まきから98日目の8月、城島茂と松島聡は畑を訪れると、小麦は立派に成長していた。2人は早速、小麦を刈り取っていった。