台湾・嘉義から中継。日本統治時代の1938年に地元で財を成した木材会社が建設した建物で、使われなくなった木材会社の建物の一部を修復して台湾タイル博物館が約10年前にオープンした。約15cm四方のタイルが飾られている。近くで見るだけでなく触って鑑賞できる。タイルは約100年前に生産されたもの。当時、日本ではヨーロッパから輸入されたタイルをお手本に国産化が進められ、兵庫県や愛知県から台湾や東南アジアに、現地の人気のデザインを取り込んで世界各地に販売された。戦争が激しくなった影響などで生産はストップした。博物館では1000枚以上のタイルが展示されている。リンゴは平安、桃は長寿、ザクロやバナナ、ブドウは子孫繁栄、パイナップルは商売繁盛の意味が込められている。ハスの葉と金魚にはゆとりのある生活ができるよう願いが込められている。愛情を示すバラのタイルはプロポーズとして男性から女性に贈られたという。タイルは屋根に飾られ、当時は同じ面積であれば土地よりもタイルの方が高いと言われるほど価値があった。博物館では生産が途絶えていたタイルの復刻にも力を入れている。
