内田洋と名乗る男は工務店に40年以上勤務していた。ビールと音楽が好きで愛称は「うーやん」。2024年1月14日、倒れて動けなくなり湘南鎌倉総合病院に救急搬送された。末期の胃がんで水も飲めない状態だった。口周りの髭は剃らせなかったという。搬送されてから11日、ナースコールで呼ばれた看護師に突然自分が指名手配犯の桐島聡と自白した。看護師は認知機能の低下や意識の混濁でありもしない話をしていると思い全く信じていなかった。しかし調べると話した内容は過去の報道と一致していることがわかった。病院は警察に通報し、大部屋から個室に。入院申込書を震える手を支えてもらい、書き直した。頑なに剃らなかった口周りの髭も剃ったところ、手配書の面影があった。桐島はものを食べられないほど胃がんが進行していた。聴取ではゼネコンの爆破事件の関与をほのめかす話をしていたという。
