大阪市内全域で路上喫煙が禁止になった。これまで大阪市内では梅田や難波など繁華街の一部エリアでのみ路上喫煙が禁止だったが今回、市内すべての路上や公園広場などで禁止に。また紙たばこに加え、加熱式たばこも規制対象となり違反した場合は過料1000円が徴収される。全国でも最も厳しいレベルの禁煙措置。今日時点で、市内には313か所の喫煙所が設置されていて万博開幕までにさらに増やしたい考えだが、大阪市内の喫煙推定人口は63万人。喫煙所の数が足りないのが現状だという。喫煙所不足を新たな手法で解決しようとする動きが広がっている。全国に広がる喫煙所「THE TOBACCO」の店舗は朝8時から夜9時まで無料で開放。都内の一等地に無料で喫煙所を開設できる理由が1回およそ5分、1日複数回に及ぶ喫煙時間。手持ち無沙汰の時間にデジタルサイネージによるターゲットを絞った広告が効果的だという。また企業からの依頼で消臭スプレーなどの試供品を置いたりアンケートの実施も。結果をフィードバックすることでも収益を上げている。さらに商業施設の中に喫煙所を作ることで、意外な効果も。ふだん施設を利用しない人も喫煙所を目指して入ってくるため、ついで買いなどの影響が他の店にもあるという。現在、THE TOBACCOの喫煙所は122店舗。来年1月までに300店舗まで拡大する計画。