連日の暑さで野菜などに影響が出ているが、卵の価格も4か月ぶりに上昇。さらに秋の味覚にも異変が起きている。西日本など今日も厳しい暑さに。福岡県の太宰府では最高気温37.6℃を観測、これで33日連続の猛暑日となった。今日、全国で最も暑かったのは熊本県の八代で38.7℃を観測。この他、大分県の日田で38.3℃を観測するなど、九州の広範囲で危険な暑さとなった。連日続く暑さで食卓にも影響が。猛暑などの影響で多くの野菜が今、値上がりしているという。5個入りで通常250円ほどというトマトは、この日372円。この他、ネギやホウレンソウ、枝豆も普段より値上がりしているそうだ。影響は物価の優等生、卵にも。スーパーではMサイズの卵1パック210円で販売しているが、卵の卸売価格の目安となっているJA全農たまごによると、東京でのMサイズ1kg当たりの卸売価格は、先週に比べ10円高い220円。月平均では4か月ぶりの上昇となっている。価格上昇の理由の一つとして、暑さでニワトリの食欲がなくなり、卵を産む数が少なくなったり、卵そのものが小さくなっているという。毎週木曜には卵の特売をやっている店では、値上げは避けたいが、現状でかなりギリギリだと話す。これから旬を迎える秋の味覚・梨まで。農園ではみずみずしく程よい酸味が特徴の「幸水」を扱っているが、梨の表面が赤っぽく変色した状態に。これは「焼け梨」と呼ばれる被害で、強い日ざしと高温が影響しているという。また雨不足から例年に比べて小ぶりな梨が目立つ一方で、実が小ぶりな分、味がしっかり凝縮。甘みの強いおいしい梨になっているという。食卓にも影響しているこの厳しい暑さは一体、いつまで続くのか。