みずほフィナンシャルグループは子会社・みずほ証券を通じて楽天証券の株式約20%を取得してきたが、新たに870億円の追加出資を行い49%まで資本を増やしていく。みずほFGはNISAの拡充を前にネット証券ビジネスを強化する狙いがある。楽天証券側もSBI証券に対抗するため日本株の売買手数料を無料化し連携によって競争力を高める狙いや、楽天グループが携帯電話事業での赤字が続く中で基地局整備のために発行した社債の償還を控えることからこれを資金調達につなげる狙いがある。また、これを受けて楽天グループは楽天証券ホールディングスの東京証券取引所への上場申請を一旦取り下げる方針。