70代と60代の姉妹は親から都内のマンションを相続した。相場2000万円の物件を900万円で売却してしまった。ことし2月に管理会社を名乗る人物から連絡があり、所有するマンションの部屋から水漏れが起きているという。翌日に管理会社社長を名乗る人物から、水漏れは解消したが入居者が退去予定なので売却を検討してみてはと連絡がきた。同日、不動産業者からマンション内の別の部屋が600万円で売れ残っているが、所有する部屋を1000万円で買いたいと連絡がきた。この場では売却を断った。同日、別の不動産業者を名乗る人物からマンション内の別の部屋が600万円で売られているので買わないかと連絡がきた。翌日、管理会社社長を名乗る人物から所有する部屋の入居者の退去が決定したと連絡が入る。同日に不動産業者から名刺だけでも受け取って連絡がきて自宅への訪問を了承してしまった。同日に自宅を訪れ長時間説得され即日に売買契約を結び3日後に決済をしてしまった。その後、本物の管理会社から連絡が入り、所有者の変更の通知があったが何かありましたか?と言われ被害が発覚した。高木篤夫弁護士は3日間で3人の偽物から電話があった悪質な事例、不動産業者と偽の関係者は全てグルと立証することはとても困難だという。押し買いの防止策を紹介。その場をやり過ごすために後で解除できると思って気軽に契約はしないこと、即日契約は絶対に断る、書類はしっかりと保管する、日頃から物件の相場に興味を持つこと。相場の調べ方を紹介。近隣不動産業者の物件情報・投函されたチラシなどを参考にする、近隣の不動産業者に聞く、確実なのは固定資産税の納税通知書を確認すること。