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「横山幹人さん」 のテレビ露出情報

ことしの都道府県地価調査の全地点のデータが公表された。NHKは2万1400余りのデータを地図上に可視化し、分析した。そこから何が見えてきたのか、取材に当たった齋藤恵二郎記者と伝える。この地価調査はどういうものなのだろうか。毎年7月1日時点の各地の価格について都道府県が調査を行うもの。もう1つ地価公示というのもよく耳にすると思うが、こちらは1月1日時点の価格について国が調査をしている。いずれも土地の売買価格の目安とされ、その地域の景気の動向も表すといわれている。今回は都道府県の調査結果を地図上で分析した。点の一つ一つが調査地点で去年と比べて価格が上昇した所は赤、逆に下落した所は青で表示をしている。ズームをしてみると、調査地点の細かい情報を知ることができる。また、去年とことしの調査結果の比較もすることができる。ことしはどんな特徴があるのだろうか。上昇を示す赤い点が集中しているのが、東京、名古屋、そして大阪の大都市圏の上昇がことしも目立っている。加えて地方都市、それに各地の観光地なども含めて全国的に上昇基調が強まった。一方で北陸のほうに目を向けると、1月に地震があった能登半島。去年の調査結果も合わせて見ていく。もともと半島部は下落傾向であっただが、例えば輪島市のエリアはこの1年でその下落の幅が大きくなったことが分かる。このように地価調査の結果はこの1年で起きた災害なども反映している。
ほかに注目すべき点はあるのだろうか。今回注目したいのが外国人観光客の増加、そして外資による開発の影響。北海道を見てみる。札幌市の西側、スキーリゾートでも有名なニセコ周辺。去年もことしも上昇を続けている。富裕層をターゲットに外資によるホテルなどの開発が活発に行われており、地価が上がり続けている。リゾートからは少し西側に離れた蘭越町。去年は変化なしだったが、ことしはいずれも上昇を示す赤に変わっている。実は東側の喜茂別町でも同様の傾向となっている。不動産鑑定士によると、ニセコでの外資によるホテル建設などに伴って従業員用の住宅需要が高まっているが土地が不足し、地価が高くなっているため西側の蘭越町、そして東側の喜茂別町で住宅を求める動きが見られ始めたということ。周辺にも地価の上昇の影響が広がってきているということ。同じくスキーリゾートで有名な長野県白馬村でも同様の傾向が見られた。白馬村ではシンガポールの企業による高級ホテルの進出なども決まっていて、また円安によってオーストラリア、そして東南アジアから別荘を求める動きが活発だということ。各地で観光客の増加、そして外資による開発の影響があらわれている。それに関連して去年とことしで大きな違いが見られたのが沖縄県。本島は南の那覇市を中心に外資系のホテルの建設が相次ぐなどして地価の大幅な上昇が続いていた。北部は少し事情が違い、日本人による別荘の購入や移住が進んでいるということ。今回、地価が上昇に転じた北部の大宜味村。不動産鑑定士によると、北部には豊かな自然があるうえ那覇市や宮古島などに比べて割安感があり、海外での知名度もまだそこまで高くないためだとしている。ただ今後知名度が上がれば、外資の動きが出てくる可能性もあると指摘している。

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