昨日農水省がお米の生産者などを集めて会議を行った。そこではスーパーが特に品薄で、”異常な事態”だと認識しているといった意見が寄せられ、新米については2週間ほどで店頭に並んできて、9月末には関東圏・北陸など、10月には各産地で新米が出てくるという。大手3スーパーに現在の販売状況を聞くと、A社は「日々入荷しているが当日に売り切れていて、特に近畿で品薄」、B社は「一部では入っているかもしれないが、全社的には回答できることがない」、C社は「店舗やエリアによって改善の傾向が見られつつある」などなった。新米の販売状況についても3社はバラバラの入荷状況だという。米専門店「スズノブ」によると、農家と直接取引がない店などは手に入りにくい可能性があるという。スーパーマーケット「セルシオ 和田町店」は卸業者から仕入れているため新米を入荷している。大手と契約がない卸業者と契約している小規模スーパーの方が手に入りやすい可能性がある。農業経済学者・小川真如氏によると米の有無は契約状況が重要。契約している業者・農家が多い店が米を入荷しやすい。多くの地域では新米は順調に収穫されており出揃えば品薄は解消されると思うなどとしている。