2月2日は節分。恵方巻きにも物価高の波。東京・世田谷区で60年以上続くすし店では、マグロやアナゴが入った豪華な恵方巻きが節分の日に1日で数百本出るという。去年はハーフサイズで1080円だったが、今年はいくらやサーモンなどを追加して1本まるごと2160円と実質的に価格を据え置いている。帝国データバンクによると、恵方巻きの平均価格がついに1000円を突破。去年に比べ、136円も値上がりしている。値上がりの理由は原材料の高騰。恵方巻きに欠かせないコメは60%以上、海苔は20%以上上がり、具材も軒並み値上がりしている。大手スーパーのイオンでは、今年から通常の3分の1サイズの恵方巻きが登場。値段もサイズも手ごろな商品を販売する。横浜市にあるスーパーでは、7品中3品で108円値上げせざるをえなくなった。利用客は「家族が多かったりすると1人一本というと大変なんじゃないかという気がします」「自分で作るかもしれない、安く出来るから」と述べた。そのような声に応え、人気ナンバーワンの「海鮮恵方巻き」は値段据え置きで販売するという。