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「横浜市(神奈川)」 のテレビ露出情報

江戸時代末期に京都で作られた機械式時計「万年時計」。7つの複雑な機能を併せ持ち、それらが連動して自動で動く時計。ゼンマイを一度巻くと1年動き続ける。上部の天球儀は毎日の太陽と月の動きを再現、その下は時や季節を表す6つの表示がある。製作したのは江戸時代の職人・田中久重。ほとんどの作業を1人で手掛けた。その調査に集まったのは様々な部門の技術者100人。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。新たに復元し愛・地球博に展示するのが目的。指揮を取るのは時計技師の土屋榮夫さん。今回の調査を通して日本のものづくりの原点を探ろうと考えている。上部の天球儀は太陽と月の動きを自動で表すもの。夏至や秋分など、その時期に合わせた正確な軌道が表示される。調査の結果、からくりがあると分かったのは小さな皿のような部品。歯車がいくつも並んでついていて、これらが複雑に絡み合って太陽の軌道を調節している。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。和時計の部品は直径5.5cm。文字盤の上側は昼間の時間、下側は夜の時間を表す。真上は正午の午の刻、真下は深夜0時の子の刻。針は固定され、文字盤自体が1日で1回転し時刻を表す。時刻を示す文字駒自体も動き、昼・夜の長さをその時に合わせている。からくりがあるのは虫のような形をした歯車。江戸時代、人々は日の出・日の入りを生活の基準としていた。時の長さは季節によって変わり、和時計はそれを表すもの。当時様々な和時計が開発されていたが完全に自動化されたものはこれ以外に無かった。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。制作した田中久重は1799年、今の福岡県久留米市でべっ甲細工の職人の家に生まれる。好奇心旺盛で父の手伝いをしているうちに工作の才能を発揮。当時人気だったからくり人形を作り、地元では「からくり儀右衛門」と呼ばれるようになった。38歳で京都に店を構え、西洋の科学技術に刺激を受け生活に役立つ商品を次々開発。48歳、その集大成として挑んだのが万年時計。仕事終わりで天体の動きを学び、片道8kmの道を歩いて通い1日も休まなかった。睡眠は1日に2~3時間。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。制作した田中久重の日記も調査の対象。50ページに及ぶ雑記帳には試行錯誤の跡が残されている。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。和時計の構造でからくりがあるのは歯が片側にしかなく虫のような形をした歯車。ゼンマイからの動力では一方向の回転しか生まれないが、この歯車は往復運動をもたらす。その他の歯車と複雑に絡み合い、時刻を示す文字駒自体が動く仕組み。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。底部にあったのは渦巻状の部品。さらに下には強力なゼンマイ入りの箱が見つかった。ゼンマイは九州の腕利きの刀鍛冶に製作を依頼したもの。長さ3.7m、厚さ2mmと常識外れの規模。ほどけるまでに1年かかる。素材は銅7割、亜鉛3割の真鍮。強さと加工のしやすさを兼ね備えている。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。ゼンマイで1年動く仕組みの1つは、ゼンマイを2つずつ鎖でつなぎ合わせた構造。2つの力を足し合わせた回転により、軸に強い力を伝える。渦巻状の部品2つでその動力を増幅させ、一定の力がかかり続ける仕組み。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。調査は5か月に及び、万博に展示するための復元作業が本格的にスタート。ゼンマイの材料の製造は大手金属材料メーカーに依頼。完成した分厚い真鍮は特注の機械で巻取る。万年時計が作れた当時では、刀鍛冶がこの工程を手作業で行っていた。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。万博に展示するための復元作業が本格的にスタート。歯車をコンピューターで厳密に設計し、電気制御の加工機械で削り出す。独自の機構はうまく再現できず、手作業で調整し組み上げた。確認したところ、文字駒の動きを再現することに成功。ゼンマイは分析が遅れている真鍮製のものができるまでステンレス製で代用。
上野・国立科学博物館に展示されている「万年時計」の分解調査に密着。万博に展示するための復元作業が本格的にスタート。プロジェクト開始から10か月。いよいよ完成。装飾は京都の伝統工芸士により忠実に再現。ゼンマイが巻かれ、当時と同じ構造で動かすことに成功した。完成品は万博で展示。

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