きょう公開された香淳皇后実録。宮内庁が17年かけて完成させた。香淳皇后は今の天皇陛下の祖母で昭和天皇の后。先の大戦をはじめ、激動の時代を歩み、2000年に97歳で逝去。実録では皇室と戦争の接点が浮かび上がってくる。香淳皇后は傷ついた軍人に義眼や義肢を贈られていた。また、学童疎開が実施された際には全国の子どもたちにビスケット約41万枚を贈られたという記述も。現在の上皇さまも栃木県に疎開中だった。ビスケットを贈った日は12月23日で上皇さまの誕生日だった。戦争が激化の一途を辿った1944年から1945年にかけて御文庫でたびたび、はグリッドなど兵器の部品製作もされていたという、これははじめて明かされたこと。そして、終戦を告げる玉音放送を聴いたときのこともはじめて記載された。
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