パナソニックオートモーティブシステムズは社内に大型ディスプレーのほか天井、シートの後ろにスピーカーを設置し、臨場感のある映像や音楽を楽しめるシステムを開発している。2026年の事業化を目指している。伊藤正浩室長は「自動運転になるとドライバーの負荷がなくなってくる。臨場感のあるような体験を車の中で感じてもらいたい」と話す。このほかシートの開発に取り組むトヨタ紡織は、会話しやすいよう座席を対面の形に移動できるようにするなど社内のレイアウトを変更できる設計を目指している。自動運転の実用化に向けた機運が高まっていることから、各社の間で車内を快適に過ごすための製品開発が進んでいる。