海の臨む高台に建つ古い平屋の住宅には住人の姿はなく“天空の廃墟”と呼ばれている。しかしいま、入居者が殺到しているという。神奈川・横須賀市にある現地を取材した。この「月見台住宅」は1960年に市営団地として建設され、多くの住民で賑わっていた。しかし2年前に老朽化で廃止となり空き家となった。近隣にはコンビニなど店は1軒もない。市と地元の不動産会社がタッグを組み、空き家となった約60戸の市営住宅をリノベーション。住居兼店舗の賃貸物件として再活用するという。入居者の募集が始まると応募が殺到し、すでに約8割が埋まっている。ラーメン店を出店予定の男性、古民家カフェを出店予定の女性に話を聞いた。