青森市から車で約1時間の黒石市には焼きそばを提供する店が30店舗以上ある。「居酒屋 秀」では「黒石やきそば」が550円で頂ける。黒石市では焼き鳥屋さんやスナックでも焼きそばを提供している。黒石焼きそばは太平麺が特徴で、黒石焼きそばの麺を一手に引き受けている「やぶや」によると、戦後焼きそばが流行した時に黒石市にはうどんの切り刃しかなく、太い麺で作った焼きそばが評判になり広まっていったという。「すずのや」で頂ける「黒石つゆやきそば」は、しょうゆ味のスープをかけて頂く。つゆやきそばは昭和30年代、小さな商店をやっていたおばちゃんが雪の日は子どもが寒いだろうと焼きそばにラーメンスープをかけたのが始まりだという。店主の鈴木さんは週3回は食べていたというが1982年にその味が廃れ、2003年に再現して復活させたという。今では黒石市内20店舗で提供されている。自宅で食べられる「黒石つゆやきそば 2食入り」を販売している。
鳥取県にある1965年創業の「まつやホルモン店」で頂ける「ホルモンそば」は、鳥取和牛のホルモンをネギとモヤシと炒め、ピリ辛のみそダレを加え中太の中華麺を炒めて完成。この店では軽く下味がついた麺をタレにつけて食べる。鳥取市内にある2005年創業の「ホルそば御縁」で頂ける「カレーホルそば」は、鳥取和牛のホルモンを焦げないギリギリまで火を通しカリカリでジューシーにし、タマネギと青ネギ、細めの中華麺を炒め、カレーの鉄鍋に加え麺を絡ませながら温めて完成。サービスでらっきょうがつく。らっきょうは鳥取県が生産量全国1位である。昔食べたカレーうどんに衝撃を受け、お母さんが考案したという。店で提供していたおでんのダシで作った和風カレーをホルそばにかけて提供したら、大好評になったという。