極右政党・ルーマニア人統一同盟のシミオン党首は得票率40%余でルーマニア大統領選の首位にたった。去年11月の大統領選でジョルジェスク氏はそれまで無名だったが、SNSを活用し首位にたった。主に活用したのがTikTok。ロシア寄りの主張を展開した。しかし、政府はロシアによる選挙介入の可能性を指摘し選挙は無効となった。ジョルジェスク氏はやり直しの選挙への立候補が認められなかった。選挙無効についてアメリカのバンス副大統領は持論を主張し批判した。同様に前回選挙が無効になったことを批判したのがシミオン氏だった。選挙戦ではジョルジェスク氏のようにSNSを積極的に活用し、EUに懐疑的でウクライナ支援に反対している。現地では4日、やり直しの選挙の開票作業がほぼ終わり、シミオン氏とダン氏の決選投票に進む見通し。シミオン氏が当選すればルーマニアとEUの関係などが大きく変化するとみられる。