武蔵小山商店街パルムのアーケードから少し離れた住宅街に数々の有名店を陰から支えている工場がある。70年以上続くパン粉専門のメーカーの中屋パン粉工場。パンの生地から一貫して製造。お店のニーズに合わせ、配合や細かさを変えた50種類以上のパン粉を作っている。ミシュランガイド東京に掲載されるトンカツ店の約6割が中屋のパン粉を使っているそう。上野の行列店「とん八亭」も中屋にパン粉をオーダー。店主の細川秀巳は「中屋パン粉工場のパン粉に変えてから、ふんわりと揚がる仕上がりになる」などとコメント。中屋パン粉の新作が竹炭を練り込んだ黒いパン粉。代表取締役の中林正一は黒色で作ろうと思った理由について「黒が一番かっこいいかなと思って」などとコメント。武蔵小山の人気店「寿司とmas」では黒いパン粉を使った「masのカニくりぃむコロッケ」を味わえる。