首都直下地震に備えて避難所の開設手順やペットと一緒に避難する際の注意点などを学ぶ訓練が、東京・武蔵野市で行われた。訓練は首都直下地震を想定して行われ、武蔵野市の指定避難所になっている小学校には地域住民や市の職員など約450人が集まった。避難所の開設訓練では市内で震度6強の揺れを観測したという情報が流れると、住民たちは校庭に集まって受付で体温を測ったりけがをしたかどうかを確認したりしていた。また犬と一緒に避難してきた人は、犬をケージに入れて受け入れスペースに避難させていた。このほかペットと一緒に避難する際の注意点などを学ぶコーナーでは、獣医師が避難所で使うケージは十分な大きさがあって避難スペースに限りがあるのでケージの上に重ねられるものを用意したほうがいいとアドバイスしていた。武蔵野市防災課・福永隆行さんは「広報など足りない部分があるので、より震災対策について知ってもらえるように努めたい」と述べた。