木崎とカメラマンの中西がおすすめするのは、茨城県のひたち海浜公園のコキアだ。春には、ネモフィラが丘一面を彩り、シーズン後、それがすべてコキアに植え替えられる。6月に、のべ170人が3万3000本を手作業で植え替えている。公園の敷地は、戦後米軍に接収され、射爆場となった。1960年頃から返還運動が始まり、1973年に返還された。住民たちの要望により、平和を象徴する花や自然をいっぱいにした公園を造ろうと、現在の国営ひたち海浜公園が生まれた。コキアは、ここでしか見られないルージュという品種で、日が経つと、赤から黄金色に色を変える。紅葉の見頃は今週末、黄金のコキアは今月29日から見頃を迎える。