終戦直後の混乱の中、中国に取り残された子どもたちがいた。中国と日本、「2つの祖国」を持つ彼らが今伝えたいこととは。中国で育った「残留孤児」宇都宮孝良さん。1932年、日本は現在の中国東北部に傀儡国家「満洲国」を建国。多くの日本人が移り住んだが、配線の混乱の中、多くの子どもたちが中国人に引き取られる形で中国に残された。残留孤児は政府が把握しているだけで2818人に上る。宇都宮さんは1981年に両親を探すため来日、両親は亡くなっていたが、親戚が見つかり本名も分かった。今回宇都宮さんは、残留孤児の仲間とともに、中国へ感謝の気持を伝える交流会に参加した。