小田原漁港から出発した釣り船では、カツオが爆釣。しかしこの秋カツオに異変が起きている。都内の海鮮居酒屋ではお客さんがカツオの刺し身を楽しんでいた。カツオは春頃から黒潮に乗り太平洋を北上。秋ごろに脂を蓄え南下してくるものは戻りガツオと呼ばれている。カツオの水揚げ28年連続1位の気仙沼漁港では記録的な不漁に。水揚量は去年同時期の5分の1以下だそう。さらに小型が多いそうで、取材の日は例年の半分程度の1.5キロのカツオが水揚げされていた。一方大型のカツオが集まっている場所が、本来この時期カツオが獲れないはずの千葉県。例年9月は水揚げゼロだが、今年はきょうだけで14.5トン。連日10トン超えの水揚げが続いているという。気仙沼で獲れず勝浦で獲れるという逆転現象の理由について専門家は、暖流が南に下がったのでカツオが東北沖合まで北上していないと指摘。