メキシコで1日、史上初の女性大統領に就任したクラウディア・シェインバウム。元々科学者として活躍、2007年ノーベル平和賞を受賞した国連の「気候変動に関する政府間のパネル」(IPCC)のメンバーとして気候変動や環境問題に取り組んでいた。2人の子どもの母でもあり、最近は孫との2ショットの写真を度々SNSに投稿。“優しいおばあちゃん”としての姿も話題に。政治家としては前メキシコ市長として活躍し高い人気を博した。メキシコは前政権下6年間で過去最悪の約18万人が犯罪組織などにより殺害され、治安問題の解決が急務となっている。さらに今後の課題について北海道大学大学院法学研究所・馬場香織准教授は「(米国、カナダ、メキシコの)自由貿易協定があるが、米国側がどのような要求をしてくるかというのは(次の大統領が)トランプ前大統領になるかハリス副大統領になるかでだいぶ変わってくるので、メキシコ側はそれを注視していると思う」と話す。
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