続いて紹介するあんこスイーツは「冷やしても生地がモッチモチ、ねっとりあんこの進化系葛餅」。京都・出町柳にある「出町ふたば」には平日午前にもかかわらず行列ができていた。名物の「名代 豆餅」(240円)は伊勢丹・高島屋・三越で月に1度販売される。夏におすすめの冷たい和菓子が「みぞれ餅」(夏季限定・300円)。葛餅の葛粉は冷やすと生地が固くなってしまうが、葛餅の生地をベースに餅米から作った道明寺粉を混ぜることで冷やしてもモチモチの進化系葛餅となった。中には名物・豆餅と同じこし餡が入っている。北海道十勝産・小豆を工場真下の井戸から吸い上げた地下水で炊き上げる。先ほどの店とは異なり、回転タイプのマシンで混ぜることで超ねっとりに仕上げたあんこを葛粉と道明寺粉で作る皮で包み、蒸しあげれば完成。店内で試食させてもらった。小豆を最初に炊いた時に出る「渋」は中に餅米を入れて赤飯の色付けと香り付けに使われる。煮汁の渋みで赤飯が香ばしくなるという。