観光庁が発表した去年1年間の訪日外国人旅行消費額は、5兆2923億円だった。1人あたりの旅行支出は21万2000円で、コロナ禍前の2019年と比べると33.8%増加しているという。第一生命経済研究所の永濱利廣氏は「どれだけインバウンド需要を取り込めるかが、日本経済の命運を握る。低価格のものが売れる状況を続けていては日本経済は復活しない。高価格で良いものが売れる状況になれば、企業が儲かり、賃上げや経済の底上げにつながる」としている。スタジオで田中さんは「インバウンド需要のメリットを受けている中小企業からしっかりと賃上げをしていただいて、その好循環をうまく働いてくれるといいですね。期待が大きいです」などと話した。