藤井聡太七冠は王座戦5番勝負を制すれば史上初の八冠独占となる。明日は第3局となる。将棋界は八つのタイトルがありそれぞれ年に一度タイトルをかけた5番勝負や七番勝負が行われる。一年前は藤井さんは5冠だったがその後5つのタイトルを防衛するとともに棋王と名人を奪って七冠になった。残るは永瀬拓矢さんがもつ王座のみとなっている。王座戦は先に3勝した方がタイトルを獲得する。第1局は永瀬王座が勝利した。続いて第2局は藤井七冠が勝利した。永瀬王座は31歳で将棋に対する厳しい姿勢から軍曹という異名がある。王座戦はこれまで4連覇している。今回を防衛すると5期連続となり、これまで2人しか手にしていない名誉王座の資格を得ることができる。永瀬さんと藤井さんは研究仲間だという。藤井さんは永瀬さんのことを「自分を引き上げていただいた方」などと話している。藤井さんはこれまで17回タイトル戦に出場していて全て勝ち越してタイトルを手にしているが初戦を落としたものが4回ある。王座戦の前までの2人の対戦成績は藤井七冠が11勝、永瀬王座が5勝となっている。