将棋の八大タイトルの1つ、王将戦七番勝負の第4局がきょう大阪で始まった。王将戦七番勝負の第4局は大阪・高槻市の旅館に対局室が設けられ、挑戦者の永瀬拓矢九段が先に入室し、続いて藤井聡太七冠が盤の前に座った。対局は午前9時に始まり、先手の藤井七冠が飛車先の歩を突くと後手の永瀬九段も同様に歩を動かして応じていた。王将戦七番勝負はここまで藤井七冠が3連勝し、タイトル防衛まであと1勝と王手をかけている。去年八大タイトルのうち7つを防衛した藤井七冠は王将戦がことし最初の防衛戦で、今回の七番勝負を制すればこのタイトル4連覇となる。一方、永瀬九段は藤井七冠と練習将棋を指す研究仲間としても知られ、タイトル戦で顔を合わせるのは今回が4回目で、初めての王将獲得を目指す。藤井七冠が勝って4連覇を決めるか、永瀬九段が1勝を返して粘りを見せるか、第4局の勝敗はあす午後に決まる見通し。