奈良文化財研究所・高田さんは江戸城の石垣の図面化に取り組んでいる。9日間かけて約5万7,000枚を撮影した。写真を合成して石垣の立体的なモデルを作成する。高田さんたちが新たに開発したソフトウェア「石垣BIM」で図面ができ、一つ一つの石を識別するためにIDを割り振り、幅、高さ、傾斜、面積まで割り出してくれる。データは石垣の“劣化”を見つける手助けにもなる。名古屋城では去年から石垣BIMを試験的に使用したところ劣化のきざしが明らかになったという。石が外に押し出され傾斜が変化したものがあるという。名古屋城調査研究センター・大村さんは「危険箇所を事前に確認して地震が起きる前に対処することができるのがいちばんのメリット」などと述べた。
