教科書が届くまでについて、林田理沙は4年に一回見直され、今回の2025年度に配布される教科書については、文部科学省が検定し、検定結果が公表された。東京・江東区の教科書会社。教科書に記載の二次元コードを読み込んでみると、古典の資料のページが表示された。理科では全方角の星の動きを見られる動画などを 用意している。教科書会社では2次元コードから見られるデジタル教材を全体で1799と、全壊から2倍に増やしたという。また教科書のキャラクターも車椅子を利用する子どもや外国にルーツのある子どもなど多様なキャラクターが登場。教科書会社の加藤和義編集局長は、多様な人々とともにどう生きていくか、社会の変化や状況に対応できるような、子どもたちを育てられる教科書を目指していきたい、と話した。教科書は時代とともに記述も変化してきた。 昭和33年の教科書では、高度経済成長の時代、家事労働の仕事は普通主婦が中心となって行われているとの記述もあった。平成になると母親が痛勤する姿や父親が食器洗いをするイラストが登場し始める。今回合格した教科書には、LGBTQなど性の多様性や多様な家族のあり方に関する記述を盛り込んだ教科書が増えている。教科書会社で家庭分野を担当している樋口良子次長は、中学生は家族のこと、人との関わり、性のことで悩む時期だといい、中学生の身近な生活から物事を捉えられるスタンスで教科書を編集している、と話していた。白百合女子大学の内海埼貴子教授は、社会の変化のほうが早くて、4年に1階の検定だと対応しきれない難しさがあるなどと話していた。