佐野慈紀さんは引退後39歳で糖尿病と診断されて去年右腕を切断した。佐野さんは20代後半んで初めて血糖値の高さを指摘された。食事などに気を配り数値は正常値に戻ったため糖尿病を意識することはなかった。引退後、喉が乾きやすいなど糖尿病が疑われる症状が出たが健康診断を受けることはなかった。39歳の時に病院を受診すると血糖値は約350mg/dLに上がっていた。その後、合併症を発症した。右腕の切断に繋がったのは指先に出来た小さなキズだった。血流障害などで傷が治りにくくなり細菌感染を併発してえそを起こした。人差し指と中指を切断したが感染は収まらず医師から右腕を切断しなければならないと告げられた。佐野さんの今の目標は左投げでストライクを投げる姿を見せること。12月に少年野球の全国大会の始球式でマウンドに上がる予定。糖尿病は合併症が起きる前に早期発見して治療が大切だという。家族が糖尿病の人はリスクが高いと考えられる。