政府の備蓄米放出について来月下旬にも店頭に並ぶとみられているが、価格は落ち着くのか。東京・墨田区の隅田屋商店・片山真一代表は「この銘柄探してってお願いしても出てこなかったものがやっと出てきた」としコメが入荷するようになったという。備蓄米放出に向けた動きが要因か。先週金曜日、農林水産省が備蓄米21万tを放出すると発表、宇都宮大学農業経済学科・小川真如助教は「21万トンははったりというか、21万トンという数字を発信することに意義があったのではないか」とした。政府は価格上昇のタイミングを狙って売り渋りをしている業者に狙いを定めている。江藤拓農林水産大臣は「マネーゲーム、投機の対象になってしまうかもしれない」とした。