本日のゲストは落語家・三遊亭好楽。笑点のピンクの着物でおなじみ。1946年、東京都に生まれる。小学生の頃、母がラジオで落語を聞いていた影響で興味を持ち、高校生になると毎日のように寄席に通い詰めた。いつも目の前の席を陣取っていたため、古今亭志ん朝は「あいつのせいで毎日ネタを変えなくちゃいけない」とプレッシャーを受けていたそう。落語家を目指したのは19歳の時。8代目林家正蔵に入門。芸名・林家九蔵として落語に邁進するはずだったが、大好きなお酒で失敗ばかり。ある時は旅先で飲みすぎて師匠のカバンを宿に置き忘れ、ある時は飲み代が払えず師匠に回ったツケがバレるなど、破門を告げられること23回。そんな時は大げさに泣いて謝り許してもらうそう。入門から15年目、35歳で真打に昇進。しかし、翌年に師匠が他界したため、5代目三遊亭圓楽門下に移籍。三遊亭好楽に改名した。現在、笑点レギュラー最年長。2013年には自宅を改築し、自身が席亭を務める寄席『池之端しのぶ亭』を開設。弟子はもちろん、団体の垣根なく、高座に上がることができ、育成にも力を入れている。スタジオでツケについて追及されると「前座の給料が1日100円だった。5万1000円ツケちゃった一晩で。ジョニ赤(ジョニーウォーカーレッド)飲んじゃった」と明かした。
住所: 東京都台東区池之端2-5-47