まもなく阪神淡路大震災から30年、どう命を守るかを考える。年明けも全国各地で相次ぐ火事。東京消防庁管内ではこの冬も含めた去年1年間の死者が82人と、過去最多のペースとなっている。火事が発生したときの火の消し方と、煙からの避難方法に注目した。池袋防災館(東京・豊島区)で消火器を実際に持ってみた。一般的な消火器はおよそ5キロで、重たい場合は床に置いて使う。手順を紹介。煙からの逃げ方を紹介。煙は炎が広がるスピードよりも速く充満し、火災による死因を見ても逃げ遅れて一酸化炭素中毒で亡くなる人が最も多く、全体の4割を占めている(「建物火災による死因別死者数」)。煙は高いほうにたまるため姿勢をなるべく低くして避難することが重要となる。池袋防災館・小林さんは「煙の中には有毒なものがたくさん含まれている。姿勢を低くして、鼻と口をしっかり塞いで煙を吸わないように、壁に手を当てて避難することによりその壁が道しるべとなる」と話す。
住所: 東京都豊島区西池袋2-37-8
URL: http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ikbskan/
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