- 出演者
- 船木正人 寺門亜衣子 江原啓一郎 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
東京都心ではきょうも最高気温が35度を超えて過去最も遅い猛暑日となった。36.3度まで上がった埼玉県熊谷市では猛暑日の日数が過去最多だった去年の45日を上回って46日目となった。関東甲信はあすも暑さが続き日中の最高気温は甲府市で35度と猛暑日となるほか横浜市やさいたま市、前橋市で34度、東京の都心などで33度と予想されている。熱中症への対策を続けてください。
一方、関東甲信の広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっていて局地的に雨雲が発達している。これまでの雨で東京と埼玉県では土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域がある。大気の不安定な状態はあすにかけて続き雷を伴って非常に激しい雨が降るおそれがある。あす夕方までの24時間に降る雨の量は多いところで100ミリと予想され、その後も各地で雨の量が増える見込み。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水、氾濫に厳重に警戒するとともに落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意が必要だ。
きょう開会した東京都議会で3期目の当選後初めて臨む小池知事は所信表明で7月の都知事選挙で掲げた公約の実現に向けて取り組む考えを示した。定例会には物価高騰対策として支払った金額の10%がポイント還元されるキャンペーンの実施などを盛り込んだ総額377億円の補正予算案のほか、全国初となるカスハラを防ぐ条例案も提出された。
生田隆之介のスタジオ解説。今回の都議会では、公約の実現に向けた予算案が組まれている。その1つが給食費の無償化。都内の給食費無償化の状況を見ると完全無償化あるいはその方針を示している自治体をオレンジ色で示した。特に多摩地域の自治体は完全に無償化されていないところもあってばらつきが見られる。こうした自治体間の格差を解消するために都は自治体への支援を強化するため、これまで半額だった補助を8分の7にまで拡充することにしている。このためきょう提出された補正予算案の中で17億円を計上している。またこれまで完全に無償化されていなかった11の自治体のうち羽村市やあきる野市など5つの市が3学期からの無償化を決めたという。稲城市や小金井市は3学期からの開始を検討することになり都が打ち出した支援策に早くも効果が見られる。ただこの給食費の無償化は本来、国が取り組むべき政策だというのが都のスタンスでこの財政支援はあくまで特例措置としていて今後注目していきたい。そしてきょうの都議会ではカスハラを防ぐ条例案も提出された。可決されれば全国で初めての条例となる。ポイントは客や事業者に対して責務を規定しているという点。客に対しては従業員に対する言動に必要な注意を払うこと、そしてその一方で事業者に対しては従業員がカスハラを受けた場合に速やかに安全を確保し客に対してやめるように働きかけることなど、こうしたことを求めている。ただ罰則は設けられておらずこのため効果がどれほどあるのかという指摘もある。都議会では条例案の実効性などについて議論が行われる見通しだ。
長崎県大村市では「夫(未届)」や「妻(未届)」の続き柄がこれまで事実婚の場合に住民票に記載されてきた。東京・世田谷区は希望する同性カップルに対しこうした記載の住民票をことし11月から交付する方針を明らかにした。きょう開かれた世田谷区議会で保坂区長は希望する同性カップルに対し夫(未届)や妻(未届)と記載された住民票の交付を11月中に始める方針を明らかにした。区はことし5月に長崎県大村市が男性どうしのカップルに「夫(未届)」と記載した住民票を交付したことが明らかになったことから同様の対応をするか検討を続けてきた。当事者からは歓迎する声が上がっている。古谷光枝さんは「素直にうれしく思いました。“同居人”というのは友人みたいな感じで他人すぎると思い嫌だった。住民票の中だけでも妻の記入ができるのはうれしい」と話した。今回の対応で続き柄については事実婚と同じ表記になるが事実婚では健康保険の扶養家族になるなど社会保障制度で法律上の夫婦と同じ取り扱いを受けられる一方、同性カップルは同じ扱いを受けることはできない。こうしたことから総務省は社会保障の窓口などで住民票だけで適用の可否を判断できなくなり実務上の問題が生じるおそれがあるとしているが、世田谷区は事務手続きで問題が起きないよう丁寧に対応していくとしている。中野区も世田谷区と同じ時期に交付を始めたいとしていてこうした対応は23区では初めてだという。関東地方では栃木県鹿沼市や神奈川県横須賀市などがすでに同様の対応を始めたほか杉並区も検討を進めている。
先月、日本を訪れた外国人旅行者は293万人と8月としては過去最多となった。日本政府観光局によると先月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で293万3000人で去年の同じ月を36%上回り8月1か月としては過去最多となった。月ごとの過去最多を更新するのは7か月連続。国地域別では中国が74万5800人と最も多く去年の同じ月のほぼ2倍となり旅行者の回復が目立っている。またアメリカも17万4000人と去年の同じ月を25.8%上回り、全体を押し上げた。一方、夏休みで7月に旅行者が増えた反動に加え台風の影響もあってことし3月から毎月続いていた300万人は下回った。日本政府観光局はこのままのペースで推移すれば年間の旅行者数はコロナ禍前のピークを上回る見込みだが世界的な旅行業界の人手不足や旅行費用の高騰などの影響も注視したいとしている。
JR東海がリニア中央新幹線の2027年の開業を断念したことを受けて長野県の阿部知事がJR東海の本社を訪れ新たな開業時期の明確化や早期の開業を要望した。きょう長野県の阿部守一知事や沿線の市町村長ら6人がJR東海の本社で丹羽俊介社長に面会した。この中でJR東海がリニア中央新幹線の2027年の開業を断念したことを受けて早期開業などを求める要望書を手渡した。要望書では新たな開業時期について明確にすることや未着工の静岡工区の工事に着手し早期開業を目指すこと、それに飯田市に建設される長野県内唯一の新駅を中心にまちづくりや地域振興にJR東海が積極的に関与することなどを求めている。
連続テレビ小説「虎に翼」はいよいよ終盤。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった主人公、寅子が疑問や社会の理不尽に直面したときに発する「はて?」という言葉には現代社会を生きる視聴者からも共感の声が寄せられている。今回、ドラマの脚本を担当した吉田恵里香にこの「はて?」というということばに込めたメッセージを伺ってきた。脚本を担当した吉田恵里香は「はて?」という言葉に「“私は疑問を持っています”“対話しましょう”のスタートになる言葉が欲しかった。主人公のモデルになった三淵さんの時代にあって、今もノイズにならないものを選びたかった」と説明した。今の世代に共感を呼んでいる理由について聞かれると「世の中の生きづらさを感じている人が多いのかなと思う。ありがたいがちょっと悲しい」と話していた。物語では性的マイノリティーや夫婦別姓といった課題にも寅子の「はて?」が向けられるが吉田は「当時からあったことで令和の世になって浮かんだことではない。その存在を表に出せない人が今も昔も多いというのが大事。マジョリティーが決めた「普通」の呪縛を解くことをみんなでしていけたらなと思っている」などと話した。吉田がこの物語の主人公という存在が寅子とは対照的に主婦として家庭を支える花江。吉田は「寅子はすごく働いて仕事や法律に身を捧げた人。一方で彼女をケアしてきた専業主婦で家族を幸せにする人間になりたいと思っていた花江をきちんと描きたかった。決して弱い女性でもないし彼女は彼女で闘い続けてきた。暮らしをよくするのは実は時間がかかってしかも誰も褒めてくれない。それをする人の大切さをちゃんと描きたかった」と話した。寺門亜衣子が物語で心に残ったのは「寅子さん、全ては手に入らないものですよ。今お抱えになっているものが女の幸せより大事なものなのかどうか、ここいらで一度振り返ってみてはいかがでしょうか」という台詞で今の自分に重ねてドキッとしたと話した。吉田は「選択できる世の中にしたい。主語が“女”“男”ではなく“誰々さんはこう生きる”って一人一人が主語になる世の中がいい」などと話した。この番組では今月首都圏の様々な現場から「はて?」を考えていきます。
東京都は結婚を希望する人の出会いを支援するため開発を進めてきたマッチングアプリの本格運用をあさってから始めることとなった。都の独自のマッチングアプリは相手に求める条件などをもとにAIが相性がいいと判定した相手を選んで出会いにつなげるシステムとなっている。都は去年12月から都の交流イベントの参加者などを対象に先行利用を始めていた。都によるとおよそ1200人の先行利用者の意見などをもとに改良しあさっての午後1時から本格運用を始める。対象となるのは都内在住もしくは都内に通勤通学している18歳以上の独身の男女。アプリを利用するには会員登録が必要となる。名前や生年月日、最終学歴などの入力が必要。さらに写真付きの本人確認書類や自治体が発行する独身証書、源泉徴収票など年収を確認できる書類の提出などが条件となる。また登録料として1万1000円がかかり2年間、有効だという。都の担当者は結婚に関心があっても婚活に一歩踏み出せない人の後押しをしていきたいとしている。
防災士の資格を全国最年少の7歳で取得した栃木県鹿沼市の小学2年生の市野蒼さんについて。東日本大震災で多くの子どもたちが率先して避難して助かった釜石の奇跡をきっかけに興味を持ったという。同世代にも興味を持ってもらいたいとこの夏の自由研究に取り組んだ。この春、全国最年少で防災士になった蒼さん。きっかけは去年、家族で訪れた都内の防災体験施設でのこと。東日本大震災のとき津波を逃れるため小中学生が率先して避難した話を知った。子どもたちが日頃から浸水リスクを勉強し、避難訓練を繰り返していたことを聞き、知識は命を守ることにつながると感じた。防災士はNPOの日本防災士機構が認定する民間の資格で地域の防災のリーダーとして活動する。災害時の救助や避難誘導のほか、日頃からの啓発活動で周りの防災意識を高める活動も期待されている、蒼さんは7歳6か月で防災士の試験に合格した。ところが学校の友達と防災について話をすると伝わりにくいと感じていた。どうすれば興味を持ってもらえるのか、蒼くんは夏休みの自由研究で雷の防災について分かりやすく発信することにした。この日は、近所のコミュニティセンターへ。広いスペースに図書館で借りた本など、資料を広げ調べたことをスケッチブックにまとめた。これまでの友達の反応を踏まえて、今回は視覚的に興味を持ってもらえるよう工夫した。自由研究を終えたあとも紙芝居やクイズなどさまざまな発信の方法を試したいと思っている。今月3日にクラスで自由研究の発表をしたそうで友達の反応もよくうれしかったと話していた。次は3月の東日本大震災が発生した日に合わせて防災に関する紙芝居を作って発表したいというふうにも考えている。
埼玉県所沢市の西武線所沢駅の駅前にあった車両工場の跡地に鉄道の遺産を受け継いでいくことを目指した大型商業施設が完成した。地上4階建てでアパレルや飲食店など142店舗が入り今月24日にオープンする。施設内には本線と車両工場をつないでいた引き込み線の一部や運転士が訓練で使用してきた運転シミュレーターが展示されている。西武リアルティソリューションズ・川田武さんは「ここをきっかけに所沢全体の魅力を発信できれば」と話した。
千葉県八千代市市民会館から中継。天気を伝えた。9月21日土曜日から29日日曜日まで八千代市村上緑地公園内で「やちよ彼岸花まつり」が行われる。八千代市地域振興財団の井上忠則さんが見どころを伝えた。八千代市の村上緑地公園はすでにちらほら咲いているが祭り期間中は24万本の彼岸花が真っ赤なじゅうたんみたいになる。市内では明るい公園を目指して平成25年度に約1万本の彼岸花をボランティアの皆さんと一緒に毎年、計画的に植栽地を広げてきた。今後も市民ボランティアを募集している。
異常な暑さはあさってまで、涼しくなってから風邪をひかないように気をつけてと話した。ご覧の内容をお伝えしています。このあとニュース7は「レバノンで爆発 “ポケベル”が」をお伝えします。