- 出演者
- 寺門亜衣子 江原啓一郎 宮崎あずさ 黒田菜月
オープニング映像とキャスターの挨拶。
きょうも関東甲信の各地で厳しい残暑となった。日中の最高気温は埼玉県鳩山町で37.2度など各地で猛暑日となった。栃木県の日光市五十里では31.5度、統計を取り始めてから9月としては最も高くなった。あすも気温が上がり日中の最高気温は埼玉県熊谷市で36度、東京の都心などで35度などと予想されている。特に千葉県で熱中症の危険性が極めて高まるとして熱中症警戒アラートが発表されている。一方、山沿いを中心に大気の状態が非常に不安定となっていて栃木県が那須烏山市に設置した雨量計で午後5時までの1時間に66ミリの非常に激しい雨を観測した。今夜遅くにかけて局地的に雷を伴い激しい雨や非常に激しい雨が降る見込みであす夕方までの24時間で降る雨の量は関東北部で100ミリなどと予想されている。土砂災害や低い土地の浸水、急な河川の増水に十分注意。
伊豆諸島で麦こうじを使って造られた焼酎「東京島酒」が地域ブランドとして国が保護する制度に東京の酒として初めて指定され、その魅力をPRする催しが都内で開かれおよそ200人が集まった。大きな特徴は原料の芋や麦に加え麦こうじを使って造られている点。草木のような清涼感のある香りも楽しめる。参加した飲食店経営者からは「麦こうじ由来の独特な感じが鹿児島とか宮崎の焼酎とは違った感じで独特でおもしろいなと思う。個人的には温めると麦こうじのよさが出てくるような気がする。」という感想が寄せられた。東京島酒製造の始まりは国税庁によると江戸時代にさかのぼる。1853年、八丈島に流罪となった今の鹿児島県出身の商人が焼酎造りの製法を島の人たちに伝授したとされ麦こうじの製法は遅くとも明治後期までには確立されたとされている。東京島酒は島民の営みと強く結び付いて造り継がれてきたが、物流の発達でさまざまな酒が出回るようになって酒蔵の数は減っている。こうした中、ことし3月、東京島酒は地域ブランドとして国が保護する制度に東京の酒として初めて指定された。酒蔵はこの指定を販路拡大の追い風にしたいと考えている。八丈島の酒蔵・小宮山善友社長は「まずは地元東京で「東京島酒」を酒屋に置いてもらいたい」などと話した。
群馬県の草津白根山にある火口湖に続く登山道について、草津町は今月下旬から予定していた立ち入り禁止措置の緩和を中止すると発表した。草津白根山のうちエメラルドグリーンの湖面で知られる火口湖、湯釜につながる登山道について草津町は火山活動が高まった2009年以降、立ち入りを禁止している。火山活動が比較的落ち着いていたことなどから町は規制を緩和し今月下旬から来月末の期間に監視員を同行させるなどの条件付きで登山道を通行できるようにするとしていた。ただ気象庁はおととい、6月ごろから地下の浅い部分で緩やかな地殻変動が始まっている可能性があり今後、火山活動が高まる可能性があると指摘した。これを受けて草津町は安全性を考慮して今月下旬から予定していた立ち入り禁止措置の緩和を中止すると発表した。草津町は「安全性を優先する中で規制緩和をするべきでないと判断した。火山活動が収まれば来年度以降、改めて安全対策を確認し緩和に向けて取り組んでいきたい」と話している。
子宮頸がんなどを防ぐHPVワクチンについて、国は現在接種を積極的に呼びかけているが、およそ10年前、接種後に体の痛みを訴えた人が相次ぐなどしたためおととしまでのおよそ8年にわたって呼びかけを中止していた。国はこの空白の期間に接種していなかった女性を対象にキャッチアップ接種を始めているが、利用は進んでおらず改めて接種を呼びかけている。都内のクリニックではキャッチアップ接種の希望は月に数人にとどまる。キャッチアップ接種は積極的な呼びかけが中止されていた期間に接種を受けられなかった1997年度から2007年度生まれの女性を対象に設けられた制度で3回の接種を無料で受けられる。制度は来年3月までで終わるため今月中に1回目を受ける必要がある。期限が迫る中、都内のクリニックでも希望者は少しずつ増えているが多くても週に2人にとどまっている。クリニックばんびぃに・時田章史院長は「「知りませんでした」という方がまだまだいるので周知が進むといいかなと思う」などと話した。
宮崎あずさのスタジオ解説。キャッチアップ接種が進んでいないのは支援制度そのものがあまり知られてないということが要因だと見られている。厚生労働省のアンケートでは制度を知らないと答えた人が48.5%、ほぼ半数が知らないという結果になった。HPVワクチンを接種した女の子の割合(2019年)のグラフでは日本は1.9%、1桁にとどまっている。各国と比べても非常に低い数字だ。WHOの目標値が90%となっているので、それに遠く及ばない数字になっていた。こうしたことから厚生労働省は大学などと連携して接種を呼びかけている。一方、厚生労働省は発熱や接種した部分の痛み、腫れなどの症状が出ることがあるとしている。そして副反応が疑われるものとしてまれに重いアレルギー症状や神経系の症状が報告されてる。皆さんに知っていただきたいのはHPVのワクチンは接種は任意。それを踏まえて東京都医師会の川上一恵理事は「安全性などについて不安がある場合は国や都のホームページなどで情報を得て本人が納得したうえで接種を検討することが大事」と指摘している。キャッチアップ接種は住民票がある住所に接種票やパンフレットなどが送られてきている。手元にないという場合は住民票がある自治体に問い合わせてほしい。
東京都の視聴者から送られた栗の木の写真を紹介。
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首都直下地震などの大地震を想定して埼玉県の訓練が新座市で行われた。訓練は埼玉県内で最大震度6強の地震が発生し、国道が放置された車で塞がれたり、ひび割れて段差ができたりしたため緊急車両の通行ができないという想定で行われた。初めに放置された乗用車を道路脇に移動させたあと建設業者が土のうを積んで路面にできた段差をなくし通行できるようにした。そして警察官が緊急車両に通行許可証を交付し、スムーズに通行できるようにしていた。速やかな救援や支援物資の搬送のため埼玉県は大規模災害時には車を道路左側に停車させたり鍵をつけたままドアロックをせず連絡先を書いた紙を置いて徒歩で避難するよう呼びかけている。埼玉県朝霞県土整備事務所・強矢賢部長は「準備あるいは訓練を重ねていきいろいろなシナリオに対して対応していくことが必要」と話した。
災害報道に力を入れているケーブルテレビ「J:COM」の映像。東久留米市と西東京市にまたがるひばりが丘地域は、古い団地が再開発されマンションと戸建てが建ち並ぶエリアだが、それぞれ防災意識が異なる。そんな中、阪神淡路大震災を経験した防災士の村上和隆さんが始めたのがおしゃべり喫茶。月に1回の開催で誰でも参加でき防災に関する悩みを気軽に話せる場。例えば、家具の固定は突っ張り棒では完璧ではないという意見に対して「荷物を減らせばいいけど捨てられない」という意見が。それに対して「私は寄付した」「捨てるのも防災」などと会話が飛び交う。また「AEDってどこにある?」という疑問には参加者が手分けをして調べてマップ化したり「給水所の場所が分からない」という悩みに対しては歩いて行ってみたり、調べても分からない難しい問題は市役所に質問しに行ったりとおしゃべりだけでは解決できないことは足を使った調査もしている。さらに、毎回話した内容はチラシにまとめられマンションの掲示板などに貼られ地域住民に共有されている。村上さんは「おしゃべり喫茶が交流するきっかけになって団地全体の防災の力が高くなっていけばいい」と話した。何気ないおしゃべりが地域防災の課題解決にもつながっている。
茨城県日立市にあるウミウの捕獲場から中継。日立市などによるとウミウはおよそ1300年の歴史を持つ伝統の漁法、鵜飼いに使う鳥。現在全国11か所の鵜飼いの地で使われているウミウはここ日立で捕獲されたウミウだ。断崖絶壁にある全国でただ1つのウミウの捕獲場。春と秋に捕獲のシーズンがあるが、それ以外の今のような時期は一般開放されていて中を見学することができる。ウミウは渡り鳥で春は南から北へ、秋は北から南へと渡ってくる。そうするとちょうど中間地点にある日立市はウミウが羽を休ませる、ちょうどいい休憩地点なのだという。かつてはこうしたウミウの捕獲場が全国にあったが、戦後、ウミウの需要が少なくなったり後継者が減ったりといったことで今はここ、日立市でしか捕獲が行われていない。ウミウの捕獲技術は日立市の無形民俗文化財に指定されていて今も大切に受け継がれている。そしてその日立市から捕獲者として認められているのは柴田勝典さんと篠木拓さんの2人だけだ。カギ棒という道具をウミウの足に引っ掛けて傷をつけないように捕獲する。模型で再現した。気配を最大限殺して捕獲するのが重要。群れで行動する習性のあるウミウはおとりのウミウを見つけると羽を休めに来る。気付かれないよう隙間からカギ棒を伸ばして捕獲する。柴田さんは「私達2人と日立市には全国の鵜飼いを支える責任があるのでこれからも全国の鵜匠、あとは鵜飼い関係者の方々と協力しながら鵜飼い文化、捕獲の文化を、伝統を継承していきたい」と話した。日立市のウミウ捕獲場の一般公開だが、今月30日までとなっている。期間中は柴田さん、篠木さんが捕獲場の様子を案内するという。
パラスポーツの理解や普及を進めるため、世田谷区と日本パラ陸上競技連盟などはきょう協定を結び、区内の学校への選手の派遣や運動場の提供などを行い、交流や支援を続けていくことになった。世田谷区の総合運動場陸上競技場で行われた協定の調印式では保坂展人区長や日本パラ陸上競技連盟の増田明美会長などが協定書に署名。またパラリンピックのトライアスロン男子視覚障害のクラスで東京大会で銅メダル、パリ大会では11位だった米岡聡選手も出席した。協定では日本パラ陸連が選手を区内の学校などに派遣し講演会やパラスポーツの体験会を開催したり練習場所として区が運動場を定期的に提供したりするとしている。米岡聡選手は「呼んでもらえればどこへでもとんでいこうと思う」などと話した。
きょうは大田区や世田谷区、港区などに特殊詐欺の電話がかかってきている。ことし6月、横浜市に住む70代の女性の自宅に警察官を名乗る男からあなた名義の携帯電話を使っていた詐欺グループを捕まえたと電話があった。すると今度は検察官を名乗る男からも電話がかかってきて使用している口座が凍結される可能性がある。捜査機関側にいったん現金を預けてもらいたいと言う。さらに男は犯罪の収益でないことが明らかになれば現金を返すと安心させるようなことを伝えてきた。このあと、話を信じた女性はおよそ5700万円を振り込みだまし取られてしまった。突然、警察官や検察官から詐欺事件に関わっている、口座が凍結されるなどと言われると驚いてしまう。そんな状況の中で捜査機関に現金を預けて犯罪と無関係なら返すと言われると自分は犯罪と関係ないから大丈夫だろうと安心して現金を渡してしまうかもしれない。だが、捜査機関が事件の捜査で現金を預かることはない。こうした電話がかかってきたら絶対に応じず、すぐに切り警察や家族に相談を。
キャリアアップや子育てと仕事の両立など働く女性を支援する施設が東京・渋谷区にオープンし開所式が行われた。東京都が開設した「はたらく女性スクエア」にはキャリアコンサルタントや労働相談を専門とする都の職員8人ほどが常駐して相談などに応じる。また企業経営の経験者なども随時加わり会社の立ち上げや管理職を目指す女性に対応する。このほか労働関係の法律や心の健康などをテーマに毎月、セミナーを開催することにしている。施設は予約制で平日と土曜日の午前9時から午後8時まで利用でき、電話やオンラインでも相談を受け付けるという。
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- はたらく女性スクエア渋谷区(東京)
あしたから4日間、日本シニアオープンゴルフ選手権が行われる千葉・野田にある「千葉カントリークラブ」から中継。50歳以上のシニアの選手が一堂に集まった日本一を決める試合となっている。また大会に関連しゴルフと健康というテーマでギャラリーの方にも参加していただけるプログラムが行われる。
気象予報士の平井さんは首都圏ネットワークは1年ぶり。
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