県内で深刻な交通渋滞が課題となる中、将来の沖縄の交通の在り方を議論する官民一体の会議が開かれ、渋滞解消の具体策について来月以降、本格的に調査などを進めていくことを確認した。県内では長年交通渋滞が課題となっていて、沖縄総合事務局によると令和3年度の那覇市内の平日の朝や夕方の混雑時の車の平均速度は時速10.5kmと、全国平均よりも3倍程度渋滞しているという。沖縄総合事務局が県内の交通の課題などを把握するために、昨年度県民や観光客を対象に行った調査では通勤に公共交通を利用しやすくなるような支援や、レンタカー以外の交通手段の充実などを求める声が上がっている。会議ではこうした意見を踏まえて一人一人の自家用車の利用頻度の引き下げなど、渋滞解消の具体策に取り組むチームを立ち上げて来月以降、本格的に調査などを進めていくことを確認した。