台風21号は西寄りに進んだ後に進路を北に変え、今月31日頃には暴風域を伴って沖縄に接近するとみられている。さらに本州に接近する恐れも出ていて、異例の”ハロウィーン台風”となる可能性がある。世界各国の予想進路では、本州の南を通過していくものや本州に上陸して関東を通過していく予想もある。徳田留美気象予報士は「秋にしては太平洋高気圧の勢力が強いことが一番の原因。海面水温もこの時期としては高いので台風が発達する可能性もある。11月に台風が接近するのは異例」などと話した。雨風の予想を見ると来月1日には九州を直撃し、本州を縦断する可能性もある。関東では来月1日の夜から土曜日の朝にかけて風が強まり、3連休に影響が出る恐れがある。11月の台風の本州への接近は過去2回、上陸は過去1回。上陸すれば1990年以来34年ぶりで、今後の進路に注意が必要。