中国・甘粛省では5月20日を迎えると婚姻届を出すために多くの人が足を運ぶ様子が見られた。5月20日は「ウーアーリン」と呼ばれ、愛しているを意味する「ウォーアイニー」に響きが似ていることから縁起が良いのだという。その一方で中国では結婚する人が10年で半分ほどまで減少する様子が見られる。背景には結婚前に新郎が新婦側に送る「結納金」が高騰していることもあると見られる。住宅や車も新郎が用意する風習があるものの、独身男性が女性は男性と同じくらい収入を得ていると不満を漏らす姿も見られる。結婚の減少は少子化につながることから、中国の最高裁は結納金を規制する試みを行っている。その一方で江西省では10年前は100~150万円ほどだった結納金が400万円まで増加してしまっているという。