東京の明治神宮外苑の再開発で事業者はきょうからこれまで行っていなかった樹木の伐採を始めた。報道陣に公開された伐採の様子では弱って移植に耐えられないとされた木が切られていたほか移植するためにクレーンでつり上げられてトレーラーで運ばれる木もあった。明治神宮外苑の再開発を巡っては去年3月から工事が始まったものの樹木の保全方法を見直すよう都から求められた事業者は高さ3メートル以上の樹木の伐採を行っていなかった。こうした中、先月、伐採本数を減らすなどの見直し案を提出し都から環境に著しい影響を及ぼすおそれがあるとは認められないと判断されたことから事業者はきょうから伐採を始めた。現場には午前10時ごろから市民グループなどが集まり伐採の反対を訴えていた。