合格率が20%ほどとされるスキーの技能を審査する全日本スキー連盟公認の1級のテストに94歳の男性が見事合格し認定証が授与された。「100歳までやりたい」と次なる目標も語ってくれた。仙台市泉区のスプリングバレー仙台泉スキー場。ゲレンデで滑るのは後藤次男さん。後藤さんは先月27日に全日本スキー連盟公認のスキー級別テストの1級に94歳にして見事合格し合格賞が授与された。後藤さんは1954年に自衛隊に入隊し、配属された北海道名寄駐屯地で訓練の一環としてスキーを始めた。退職後もスキーを続け、2009年2級に合格。2018年には脊柱管狭窄症や心臓の病気を患ったが、翌年にはスキーヤーとして復帰し、今回県内最高齢での合格となった。1級テストでは3人の検定員の前で4種目の実技を行う。後藤さんはコブ斜面での安定した滑りなど技術の高さが評価された。