災害報道に力を入れているケーブルテレビ「J:COM」による映像。大きな災害が起きた際、とりわけ発災初期には近所の人たちなどと力を合わせてさまざまな対応にあたる必要が出てくる。そんなとき指示を出せる司令塔がいるとスムーズに動くことができる。東京・国分寺市泉町三丁目地区連合自治防災会の防災訓練では3人1組のチームで災害時の初動対応を訓練していて毎年、20チームほどが参加している。この訓練で重要な要素の1つが的確な指示を出すこと。チームの1人が指示役を務めメンバーが迅速に行動できるようにしている。訓練は地震発生からスタート。発災時の初動から火災発生時の対応。負傷者の救出までさまざまな状況で的確な指示を出していく。この訓練のプログラムは防災会役員が消防署と相談して作った。訓練の前には消防署員による模範演技も行う。災害時の指示は周りの状況を把握した上で「誰が何をするのか」を明確にすることが大切。