9月4日。財務省はこの日、来年度予算案の概算要求の総額を発表。総額は117兆円を超え2年連続で過去最大を更新。110兆円を超えるのは4年連続。省庁別では防衛省が初めて8兆円を超えた他、厚生労働省が高齢化に伴う社会保障費の増加で34兆円を要求している。また賃上げなど政府が重要政策と位置づける事業では具体的な金額を示さない事項要求も相次ぎ、予算規模は更に膨らむ可能性がある。寺島氏は「日本は赤字国債を発行して日銀に丸投げするという財源の仕組みを長年続けており、国債の54%を中央銀行が保有している異様な国になっている。今こそ根底に立ち返って考えなければならない」などと述べた。