再審制度をめぐっては、審理が長期化しえん罪を晴らす妨げになっているという指摘があるのを踏まえ、先月、鈴木法相が見直しに向けた法改正の検討を法制審議会に諮問した。法制審議会は部会を設置して、きょう初会合を開いた。主な論点は具体的な手続きが定められていない証拠開示の規定を設けるか、裁判所による再審開始の決定に検察の不服申立てを禁止すべきかなど。制度上の課題を把握した上で丁寧に検討を進めていく必要があるとして、えん罪事件の被害者・弁護士などにヒアリングを行うことを確認した。
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