津久井やまゆり園で19人が殺害された事件から7年、園の正面玄関前には鎮魂のモニュメントと献花台が設置され、犠牲者のうち遺族が希望した10人の名前が刻まれている。事件当時からやまゆり園で暮らしていた奥津ゆかりさんは追悼式で入所者を代表して追悼の言葉を述べた。奥津さんは事件で親しくしていた仲間を亡くしたそうで、生きる価値がないというのはおかしいなどと話した。事件後に取り壊されて一昨年再建されたやまゆり園はスタッフの多くが変わり再出発し、奥津さんも洗濯の仕事を始めるなど新たな一歩を踏み出したそうで、亡くした仲間の分まで必死に頑張りたいなどと話した。