福岡県福津市にある福岡県立水産高校では人命救助や水中での工事など海で活躍する潜水士の育成に力を入れている。3年生の湊悠雅は海が好きな父親の勧めで入学。湊は津屋崎の海に潜ったことがきっかけで潜水士を目指すようになったという。この日湊たちはウニを取り始めた。近年津屋崎の海では海藻がなくなる磯谷家と呼ばれる現象が起きていて、その原因の一つがムラサキウニだという。ウニは中身が空っぽで売り物にならないため両者採らない。そのため湊はウニを自主的に駆除する取り組みを行っている。獲ったウニに海藻を与え、実入りをよくすることで食品として流通させることも狙い。湊は新しい自分を繰れた津屋崎の海なので、少しでも恩返しがしたいと話す。