きのう発表されたコメの全国でのスーパー販売平均価格は5kgあたり4176円と3週連族で下がった。コメのスポット取引価格は60kgあたり約3万5500円と3週間ほど前より1万4600円下がった。金沢米穀販売・金澤富夫は「振り幅の大きい値下がり方」などと述べた。専門家は随意契約の備蓄米が市場に流れたことでコメが余りつつあるという認識が広がり価格が値下がり傾向にあるとした。流通経済研究所・折笠俊輔主席研究員は「5キロで4000円切るくらいに下がるのではないか、銘柄米が」などと指摘した。小泉進次郎農林水産大臣はきのう、「コメの作況指数の公表を廃止することにした」などと発表した。作況指数は農水省が調査した収穫量を数値化したもの。去年の作況指数は平年並みだったが、生産現場の実態と違うという指摘があった。今後は収穫量をリアルタイムに測定可能なコンバインを用いた収穫量の把握などに新たに取り組むという。