お盆といえば都心から人がいなくなる光景がおなじみだったが、増加する外国人観光客の影響で、その状況は大きく様変わりしているようだ。水曜日、岐阜県郡上市では夜通し踊り明かす伝統の盆踊り「郡上おどり」が開催され、大勢の観光客らで賑わっていた。先祖の霊を迎えて供養するお盆、各地では里帰りした家族連れが墓参りする昔ながらの光景も見られた。お盆の風物詩といえば、かつては帰省客が新幹線の自由席に殺到する様子があった。15日、東京・丸の内のオフィス街には多くの人が行き交っていた。直近の半年は初めて訪日外国人数2000万人を突破。浅草でも「染絵てぬぐい ふじ屋」は「例年より客に来ていただいている」、「清助刃物 新仲見世店」は「日本人の客もインバウンドの客も両方ともに増えた」などとコメント。観光業界にとっては書き入れ時だが、深刻な人手不足に直面している1つが宿泊業。東京都中央区では外国人観光客を、ネパール出身のバストラ・サルソティがスタッフとして接客していた。
