書道家・武田双雲さんの展覧会が、日本橋三越本店で21日まで開かれている。金沢市で400年続く技術を受け継ぎ、金箔を作る会社「箔一」の浅野達也社長は、約1年半前から武田さんと金箔を使う作品を制作している。狙いは金箔を使ったアート作品の海外での販売。いま、伝統工芸の国内消費は年々減少。担い手の高齢化もあり、生産額はピーク時の5分の1に落ち込んでいる。そんな中、海外アート市場に活路を見出そうとしている。箔一はアメリカ・ニューヨークの百貨店で作品を展示。越前和紙を使った作品の紹介。地方創生を掲げる政府も、伝統工芸品の海外展開への支援を打ち出した。