自民党安倍派に裏金があることを正直に明し、「政治に金がかかる」と正直に語った宮沢博行前衆院議員に聞いたのは調査研究広報滞在費、いわゆる旧文通費。国会議員に毎月100万円支給される手当。使い道の報告も返還する義務もなく国会議員の第2の給与と言われている。旧文通費を巡り、自民党と日本維新の会が紛糾。日本維新の会・馬場伸幸代表は「嘘つき内閣といっても過言ではない」とコメント。原因となったのは先月、岸田総理と維新・馬場代表の間で交わされた合意文書。政治資金規正法の改正で自民党案に合意する条件として、維新は旧文通費の使途公開と残金返納を義務付ける法整備を求めていた。しかし今週自民党は、今国会での法改正は厳しいとの認識を示し、岸田総理も「具体的な実現時期は合意文書に記載されていない」「(旧文通費について)早期に結論を得たい」と語っていた。馬場代表は「期日の不記載は自民党からの要請だった」と交渉の内幕を暴露。宮沢氏は「公開したくない議員さんがある程度いらっしゃる」とコメント。