- 出演者
- 膳場貴子 駒田健吾 中西悠理 杉浦みずき 唐橋ユミ
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶した。
米大統領選について。今月6日の未明、まだ開票作業が続く中でトランプ氏は勝利宣言を行った。事前には大接戦と予想されていたが、蓋を開ければトランプ氏の圧勝だった。2016年にクリントン氏を破った際は、得票数では260万票も下回ったが、今回は400万票も上回った。こうした中、シカゴのトランプ・タワー近くでは抗議デモが発生。分断の深さも垣間見えたが、ハリス氏は支持者の前に姿を現して敗北を受け入れようと呼びかけた。一方で若者にはバイデン政権のイスラエル寄りの姿勢に反対する人も多く、ハリス氏が票をまとめきれなかった一因とされている。若者の票を巡り、トランプ陣営がとった戦術について同志社大学大学院・三牧聖子准教授は「女性の社会進出に危機感を抱くような男性、そうした危機感を煽ることによってやはり社会の中心は男性なんだというトランプ陣営のメッセージが若者にも届いていて、今回の選挙では非常にジェンダーの分断が顕著になった」などと解説した。さらに有権者からは暮らしを直撃する物価高に強い不満の声も上がっていた。
大統領選を制して強力な権力を手に入れたトランプ氏。注目はそれを動かす人事。既にトランプ氏は選挙を支援したイーロン・マスク氏を行政改革の要職に起用することを示唆している。マスク氏は電気自動車大手「テスラ」のCEOで、自動運転に関する規制緩和など自らの事業に有利になるよう政策を立案する可能性がある。トランプ氏は選挙対策本部長を務めた側近のスーザン・ワイルズ氏を政権の要・大統領首席補佐官に起用することを発表。CNNによると、ワイルズ氏は引き受けるに当たってトランプ氏に大統領執務室で面会する人物を管理させることを条件とした。トランプ氏は現在、自らの邸宅「マール・ア・ラーゴ」にこもって人事の構想などを練っているとされる。
現時点でトランプ氏が獲得した選挙人の数は301人で圧勝となっている。同時に実施された連邦議会選でも上院は共和党が多数派を奪還し、下院も共和党が多数派を維持する見込みで、いわゆる”トリプルレッド”の公算が強まっている。これで法案に加えて閣僚らの人事もトランプ氏が思い通りに進められる見通し。注目の閣僚人事では、大統領首席補佐官にスーザン・ワイルズ氏の起用が発表されている。また行政改革を担う新組織のトップにはイーロン・マスク氏の起用が取り沙汰されている。藪中氏は「ハリス氏の敗因はバイデンとの違いを明確にできなかったことなどがある。トランプ氏に変わったことで日本はこれから中国などとの向き合い方などを戦略的に考えていく必要がある」、畠山氏は「今回の大統領選は前回とか前々回よりある意味分かりにくかった。要素がすごく複合的だったと思う」、松原氏は「今回の大統領選ではトランプ氏の姿勢そのものへの共感が人種を超えて広がっている印象を受けた。アメリカはこの先どんどん保守化していくかもしれない。そうなると今回の選挙はターニングポイントになり得る」などとコメントした。
木曜日に開かれた自民党の両院議員懇談会。石破総理は政権運営への協力も呼びかけたが公然と石破総理の交代論まで飛び出す。総裁選で最後まで石破氏と争った高市氏の動向も注目されるが火曜日には反石破と目される議員らと会食。萩生田氏らおよそ20人が集まりポスト石破に向けた足場固めともとれる動きだろうか。明日には総理指名選挙を控える石破氏。このタイミングでの両院議員懇談会は、党内にくすぶる不満が造反につながらないようガス抜きする狙いもあったとみられる。
1979年に起きた、いわゆる40日抗争。衆院選で自民党が議席を減らすと当時の大平総理に対してその前の総理福田赳夫氏らが退陣を要求。総理指名選挙では大平、福田両氏による決選投票にもつれ込んだ。自民党内を二分した抗争から45年。明日からの特別国会を前にした与野党協議。浮かない面持ちで中央に座るのは、あの浜田幸一の息子、靖一氏。少数与党に追い込まれた今、野党側の要求にも応じざるをえない。野党側は自民党が前の国会で押し切った政治とカネを巡る法律を再改正するため特別国会の会期を十分に取るよう要求。これをそのままのめない自民党は野党側との協議の末、異例の重要ポストを差し出した。自民党が譲歩した予算委員長とは採決によって審議を終わらせることもでき、特に閣僚の不祥事や疑惑なども追及される予算委員会では、その差配が政権の命運さら左右しかねない。今回、野党側がそのポストを握ったことで、与党側の思惑どおりの国会運営はできない。少数与党ゆえの影響は他にも。おととい始まった自民国民民主の政策協議。与党の聖域とされてきた税制協議にも野党を入れざるをえない。焦点となっているのは年収が103万円を超えると所得税が生じる103万円の壁。一方で立憲民主党からは103万円ではなく130万円の壁を指摘。
働いている人は年収が増えるにつれて税金や社会保険に関するさまざまな壁、いわゆる年収の壁に直面する。今回注目されているのがこの103万円の壁。これは、税金に関するもので年収がこの範囲内だと所得税はかからない。国民民主党はこの壁を178万円まで引き上げて、税金がかからない所得を増やすことを訴えている。この178万円の根拠だが、これは現行の103万円という金額が決まった1995年から最低賃金が1.73倍になっているので103万円×1.73で178万円。引き上げの目的は手取りアップと税金がかからないように働く時間を制限する働き控えの解消としている。ただ、この壁を引き上げると手取りはアップするが、働き控えがどのくらい減るかは分からない。配偶者がいて、パートで働く人たちにとっては、次の壁106万円や130万円の壁が立ちはだかる。これらは社会保険にかかる壁で従業員の規模によってどちらかの壁を超えると年金や健康保険に自ら加入する必要が生じる。負担額は一般的なケースで、それぞれ年間16万円と27万円。仮に103万円の壁を1万円超えても所得税は500円しかかからないがそれと比べると、社会保険料の負担というのは圧倒的に重くなる。フルタイムで働く人にとってこの103万円の引き上げで手取りはどのくらい増えるのだろうか。国民民主党は年収300万円の人で11万円ほど、年収800万円の人で22万円ほど増えるとしている。所得の高い人にとって、より恩恵が大きくなる。一方政府は、国と地方の税収が7兆円から8兆円減ると試算している。これは消費税率に換算すると、3%から4%に相当する大規模なもの。年収の壁の先には財源の壁も立ちはだかっている。スタジオからは「有権者の一票がいかに大事かということを本当に分からせてくれるという国会運営になるんじゃないかという気がする」などのコメントが出た。
11月5日火曜日。去年1年間に生まれた子供の数は過去最少の77万人余りだったが、この日発表された統計によると、今年6月までの半年間に生まれた子供の数は約33万人。去年の同じ時期よりも6%以上減少し、年間では統計開始以来、初めて70万人を割り込む見通しとなった。安田さんは「どうして結婚したいと望んでいるのにできない事情があるのか、子供を産み育てることに対するどんな不安があるのかを丁寧にくみ取った上で、今後長く見通せるような支えの設計が本来必要になってくる」とコメント。
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金曜日、警察庁は、闇バイトに応募した人やその家族らを保護した事例が全国で46件に上っていると発表。高い報酬がうたわれる闇バイトだが、実態調査では、あとでまとめて払うなどといわれるも支払われることなく警察に逮捕された。犯行グループから呼び出され理由が分からないままペナルティーなどと称して、報酬を上回る金を巻き上げられたなどのケースが記されている。刑罰はどうなるのだろうか。いわゆるルフィ事件の実行役の被告は強盗致死罪などで無期懲役となったが、闇バイトに加担して結果的に強盗致死もしくは強盗殺人を犯してしまうと死刑または無期懲役という極めて重い刑罰を受けることになる。ピースボート共同代表・畠山澄子さんは「もう一つ焦点をもう少し当てなければいけないなというところは、どういうところが被害に遭っているのかというところへの着目も必要」とコメントした。都市部の郊外の一軒家が狙われているのだろう。その対策も同時に必要となる。
柔道の東京オリンピック金メダリスト・ウルフ・アロンさんと上原浩治さん。ウルフ・アロンさんは東京都葛飾区出身。東海大浦安高では高校三冠を達成「重量級の新星」と呼ばれた。2017年世界選手権、2019年全日本選手権で優勝。最大の武器は無尽蔵のスタミナ。延長戦に入ると無類の強さを発揮、ウルフタイムと呼ばれた。東京オリンピックではウルフタイムで金メダル。この階級では井上康生さん以来の金。連覇を狙ったパリ五輪では敗者復活戦で敗れ7位。来年6月での現役引退を表明。
DeNA×ソフトバンクの試合。勝てば26年ぶりの日本一。DeNAの筒香嘉智がホームランで先制。桑原が5試合連続打点。横浜DeNAベイスターズがソフトバンクに11−2で勝ち、1998年以来26年ぶりの日本一になった。三浦大輔監督は、98年最後の日本一以降26年のうち、選手・コーチ・監督として24年間在籍した。キャプテン・牧秀悟、日本シリーズMVP・桑原将志のコメント。首位とゲーム差8があったが、日本一になったDeNA。仕組みについては、毎年議論することが大事だと上原さんがいう。
ソフトバンク・和田毅の引退会見が行われた。現役最後の「松坂世代」だった。王会長はじめほとんどの関係者に伝えていなかった。2002年ドラフト自由枠でダイエーへ。1年目に14勝で新人王。WBCでは世界一に。日本米国通算165勝。7月には引退を決めていたという。まじめな選手だと上原さんがいう。やめ方は人それぞれだという。ウルフ選手は来年6月に引退だという。柔道は30前後で引退する人が多い。
日本がチェコ共和国と強化試合を行い、日本が7−1で勝った。阪神・才木浩人は代表初選出。3回パーフェクトで7奪三振。日本ハム・北山亘基も初選出。2回パーフェクト3奪三振。広島・小園海斗が4安打、阪神・森下翔太はタイムリーで2安打1打点。日本ハム・清宮幸太郎がタイムリー、楽天・辰己涼介は3ラン。上原さんはキャッチャーに注目しているという。西武・古賀悠斗、広島・坂倉将吾、ロッテ・佐藤都志也ら捕手を紹介。侍ジャパンの世界野球プレミア12の日程を紹介した。
講道館杯全日本柔道体重別選手権大会にパリオリンピックの出場選手は出てないが、次のロス五輪を目指す選手たちが出場。男子73キロ級決勝で、田中龍雅が内村秀資に開始45秒で背負投で一本勝ち。初優勝を決めた。100キロ級決勝は、グリーンカラニ海斗と三木望夢が対戦し、グリーンカラニ海斗が内股で技あり。そのまま逃げ切り初優勝。試合後のインタビューで「ウルフさんのあとを継ぎたいという気持ちはものすごく強くて、あの人に少しでも近づけるように日々これからもがんばっていきたい」などとコメント。ウルフさんは、国内の大会と国際大会では指導のタイミングが違い、国際大会だと指導をもらって負けてたかもしれない動きをしていたなどとコメント。田中選手について、継ぎ手の使い方が上手などと話した。
TOTOジャパンクラシック最終日、竹田麗央はトップに3打差でスタート。最終ホール18番のセカンドショットで2オンに成功。バーディーで追いつきプレーオフに持ち込んだ。相手はマリーナ・アレックス。プレーオフ開始から1時間半、竹田麗央がバーディーで勝利。
竹田麗央選手は、今季女子ツアーではNo.1だという。優勝回数8回、賞金ランキング1位、トップ10回数が29試合中21試合。最大の特徴は、ドライビング・ディスタンス。女子ツアーで一番飛ばす選手ということ。なぜ飛ぶかについて、スイングは腕とクラブで作る円運動だが、その弧がフォロースルーが大きくなるという。この優勝で米女子ツアー2年間のシード権を獲得。今日は三井住友VISA太平洋マスターズがある。石川遼が2位につけており、勝てば4回目となる。
セビージャ0-2ソシエダ。久保建英が出場し前半34分に今季3点目を記録した。2022年に久保がチームの加入後、久保が得点すれば無敗だという。
剣道全日本選手権の男子決勝は合屋龍と竹ノ内佑也が対戦した。先に二本取ったほうが勝利となる。竹ノ内佑也が10大会ぶり2度目の日本一になった。女子は試合開始から怒涛の攻撃を見せた近藤美洸が一本勝ちした。大会初優勝となった。
大学三大駅伝の一つ全日本大学駅伝。最終8区で青山学院大学と國學院大學がアンカー対決となった。國學院が出雲駅伝に続いて2冠達成した。
九州実業団毎日駅伝。最終7区で黒崎播磨と旭化成がトラック勝負となった。旭化成が勝った。ニューイヤー駅伝への出場を決めた。この日の解説を務めた顧問の宗茂さんは渋い表情だった。