現時点でトランプ氏が獲得した選挙人の数は301人で圧勝となっている。同時に実施された連邦議会選でも上院は共和党が多数派を奪還し、下院も共和党が多数派を維持する見込みで、いわゆる”トリプルレッド”の公算が強まっている。これで法案に加えて閣僚らの人事もトランプ氏が思い通りに進められる見通し。注目の閣僚人事では、大統領首席補佐官にスーザン・ワイルズ氏の起用が発表されている。また行政改革を担う新組織のトップにはイーロン・マスク氏の起用が取り沙汰されている。藪中氏は「ハリス氏の敗因はバイデンとの違いを明確にできなかったことなどがある。トランプ氏に変わったことで日本はこれから中国などとの向き合い方などを戦略的に考えていく必要がある」、畠山氏は「今回の大統領選は前回とか前々回よりある意味分かりにくかった。要素がすごく複合的だったと思う」、松原氏は「今回の大統領選ではトランプ氏の姿勢そのものへの共感が人種を超えて広がっている印象を受けた。アメリカはこの先どんどん保守化していくかもしれない。そうなると今回の選挙はターニングポイントになり得る」などとコメントした。